人としての途を行く

ものが言いにくい時代にいかに正義を、真実を貫くのか!?


東大新人会に入るなど社会への関心はあったものの、一介の青年弁 護士に日本初の無産政党・労働農民党書記長の鉢が回ってきた。時代の寵児となってしまった細迫兼光の一生を追いながら、自由や権利、普通 選挙実施を求める社会運動が盛り上がる一方、治安維持法が猛威を振るった大正・昭和初期、そして敗戦-新憲法-安保体制が確立し今日の基 礎をつくった時代を検証する。

著者:細迫兼光回想録編纂会

サイズ:A5判 340ページ

定価:2700円(税込)   数量  

 

 

 


 

目次

細迫兼光のことを書いておこう 序に代えて 3

清く烈しく 15
一 もう一度、社会の改造を―16
突然の書記長指名 16
今こそ再維新を 18
高まる社会運動 21
日本初の単一無産政党の誕生 24
日本最初の普通選挙に臨む 26
普通選挙の実施の裏側で 29
運動を支えた資金 33
毒牙を振るう治安維持法 34
山宣、倒れる 38
あくまで合法無産政党を 42
新労農党の結成 45
解消の火の手 50
解消問題の真意 57
戦時体制へ 62
二 目覚め―65
細迫家のこと 65
小・中学時代 69
京都三高時代 73

三 東京時代―77
東大新人会へ 77
地主の息子なのに…… 81
「人としての途を行く」決意 82
山崎今朝弥の平民法律所へ 86
社会思想社 89
大阪へ 90
結婚 94

四 地域の生活者に尽くす―101
厚狭へ帰る 101
本家へのお返し 107
雑草のように 109
五十戸の区長に 112
小野田市長に 117
娘安子と婿朝夫 124

五 政治家として―127
敗戦 127
衆議院議員に推される 131
新しい日本の建設へ 134
新憲法に反対した八人の人々 137
新憲法に反対した理由 148
公職追放の嵐 154
蟄居日記から 158
共産党との関係 171

六 衆議院議員時代―177
追放解除に 177
社会党左派からの説得 179
えんこう日記から 181
バカヤロー解散 190
五五年体制のはじまり 193
日米安保条約の改定に抗して 197
弔い合戦 200  
日中国交回復を 201 
最後の名演説 206  

七 余生―214

秘書がたり 217

一 その後―220
二 秘書がたり―239
三 外交力のない国は滅ぶ―302


資料 309
政党史/年譜/著作一覧

あとがきに代えて 338