「いのち」を見つめる生物学者が、軽やかに想いを綴った。

旅路来て

著者:中内光昭

サイズ:A5判 160ページ

定価:1944円(税込)   数量  

社会・環境・いのち……。
來し方を振り返りながら、現代社会を眺め、未来を考える。
(2006年5月28日から8月6日まで、60回にわたり、高知新聞学芸欄に連載)

題字/岩原教子
カット/関根惠子

目次

第1部 引っ越し人生
第2部 軌跡点描
第3部 研究こぼれ話
第4部 近景・遠景


連載中と連載後に、何人かの方々から感想のお手紙をいただきました。とりわけ嬉しかったのは、「少子化」を歓迎する私の考え方に賛同されてのお手紙です。なかには「よく書いて下さった」と、少数意見を言い難い現在の日本の状況をうかがわせるお言葉もありました。これほど環境が問題になり、資源やエネルギーの枯渇が心配されながら、人口が減ることを悪とする風潮は私には理解困難で、半世紀、一世紀後の人々には、到底理解できないことだろうと思います。
人口のこと、戦争のこと、生命のことの三つはいつも私の頭を占めている社会的な問題ですが、今回の連載で、それぞれの「さわり」に触れることができて嬉しく思っています。(「あとがき」より)


<著者プロフィール>

1930年、大阪府生まれ。高知大学理学部長を経て、89年~95年まで学長を勤め、退官。高知大学名誉教授。